『マルコム・サージェント - デッカ録音全集<限定盤>』16枚組 2025年6月下旬発売~イギリスの名指揮者のデッカ録音集成!
初CD化曲多数!イギリスの名指揮者によるSP盤からLP盤までの録音を集大成
輸入盤CD16枚組
イギリスの指揮者、マルコム・サージェントがSP盤からLP盤まで、デッカに行った録音がまとめて発売されます。CD16枚組ボックス・セット。初めてCDとして収録される音源も多数含まれています。サージェントは戦後すぐにデッカで録音を始めていますが、その時すでにスタジオで豊富な経験を積んでいた指揮者でした。このセットの78回転時代の録音、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲や、ロッシーニやスッペの序曲などにはこれまで再発されていないものもあります。これらの録音ではサージェントがいかに率直で気取らない指揮者で、オーケストラを高度な技術水準へと導く手腕を持っていたかが明らかにされています。ホルストの『惑星』、エルガーの『エニグマ変奏曲』や『戴冠行進曲』などのイギリス音楽でもエネルギッシュな指揮を行いました。そしてクリフォード・カーゾン、マックス・ロスタル、イダ・ヘンデル、ルッジェーロ・リッチとの協奏曲録音は、サージェントが「共感できる伴奏者」として高く評価されていたことを証明しています。1946年に録音されたキャスリーン・フェリアーとのヘンデルのアリアと合唱の珍しい音源、サージェント自身の編曲によるブラームスの『4つの厳粛な歌』のフェリアーとのライヴ録音も収録されています。また、サージェントが生涯を通じて愛したサリヴァン&ギルバートのオペラ作品からデッカで再録音された『ロンドン塔の衛兵』と『王女イダ』が、エリザベス・ハーウッドやドナルド・アダムスなど一流の歌手とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団により演奏されています。シュナーベルやトスカニーニなど著名な外国人音楽家たちに高く評価されたサージェント。この録音集はその称賛の理由を明らかにしてくれることでしょう。
ブックレットにはデイヴィッド・パットモアのエッセーが掲載され、サージェントがオルガニストとしての初期のキャリアから、指揮者として20代に急速に頭角を現してゆく様子が記されています。新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。
※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。
ユニバーサル・ミュージック/IMS
【曲目】
《CD 1》
ベートーヴェン:
1-4) 交響曲第4番変ロ長調Op.60*
5-8) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』*
【演奏】ワシントン・ナショナル交響楽団
【録音】1945年11月(1-4)、1月(5-8)
《CD 2》
1-4) チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36*
5-19) エルガー:エニグマ変奏曲Op.36
20) 行進曲『威風堂々』第5番ハ長調Op.39 No.5**
【演奏】ワシントン・ナショナル交響楽団
【録音】1945年1月(1-4)、11月(5-20)
《CD 3》
1-4) ヘンデル:王宮の花火の音楽HWV351(H.ハーティ編)
5-9) スカルラッティ:バレエ組曲『上機嫌な婦人たち』(V.トマジーニ編)**
10-13) グリーグ:抒情組曲Op.54(第1曲:羊飼いの少年/第2曲:ノルウェー農民の行進/第3曲:夜想曲/第4曲:小人の行進)*
14) ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』序曲**
15) ベルリオーズ:歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲**
16) スッペ:喜歌劇『詩人と農夫』序曲**
【演奏】ワシントン・ナショナル交響楽団(1-4,10-16)、ロンドン交響楽団(5-9)
【録音】1946年2月(1-4,15)、6月(5-9)、1月(10-13,16)、1945年12月(14)
《CD 4》
1-4) ハイドン:交響曲第98番変ロ長調Hob.I: 98**
5-8) シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『ザ・グレイト』**
【演奏】ロンドン交響楽団
【録音】1946年2月
《CD 5》
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56より
1) 序曲(第1部)
2) 田園交響曲(第1部)
3) 私は知る、わたしをあがなう者は生きておられる(第3部)
4) ハレルヤ(第2部)
5-9) オラトリオ『エジプトのイスラエル人』HWV54より(They loathed to drink/He spake the word/He gave them hailstones/He sent a thick darkness/He smote all the first-born)
10) 戴冠式アンセム『司祭ザドク』HWV258
11) オンブラ・マイ・フ(歌劇『セルセ』HWV40第1幕より)
12) あなたは不安なのですか?(歌劇『ロデリンダ』HWV19第1幕より)
13) そなたの赴くところ、何処にも(歌劇『セメレ』HWV58第2幕より)
14) Revenge,revenge Timotheus cries(オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』HWV75第2幕より)
15) シンフォニア「シバの女王の入城」(オラトリオ『ソロモン』HWV67より)
[別テイク]
16) 戴冠式アンセム『司祭ザドク』HWV258
17) オンブラ・マイ・フ(歌劇『セルセ』HWV40第1幕より)
18) ハレルヤ(オラトリオ『メサイア』HWV56第2部より)
【演奏】Ada Alsop(ソプラノ)(3)、キャスリーン・フェリアー(コントラルト)(11,12,17)、リチャード・ルイス(テノール)(13)、トレヴァー・アンソニー(バス)(14)、ロイヤル・コーラル・ソサエティ(4-10,16,18)、ロンドン交響楽団
【録音】1946年6月(1)、2月(2,12,15)、1948年5月(3-10,13,14,16,17)、10月(11,18)
《CD 6》
1-3) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
4-6) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
【演奏】イダ・ヘンデル(1-3)、ルッジェーロ・リッチ(4-6)(ヴァイオリン)、ワシントン・ナショナル交響楽団(1-3)、ロンドン新交響楽団(4-6)
【録音】1945年9月(1-3)、1950年1月(4-6)/
《CD 7》
1-3) バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112*
4-7) アラン・ロースソーン:ピアノ協奏曲第2番
【演奏】マックス・ロスタル(ヴァイオリン)(1-3)、クリフォード・カーゾン(ピアノ)(4-7)、ロンドン交響楽団
【録音】1950年10月(1-3)、1951年10月(4-7)
《CD 8》
1-5) パーセル:パーセルの劇音楽からの組曲(A.コーツ編)
6-20) エルガー:エニグマ変奏曲Op.36
21) J.S.バッハ:憐れみ給え、わが神よ(マタイ受難曲BWV244第1部より)
22) グルック:What is life to me without thee?(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』第3幕より)
23-26) ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121(M.サージェント編)
【演奏】キャスリーン・フェリアー(コントラルト)(21-26)、ロンドン交響楽団(1-20,22)、ワシントン・ナショナル交響楽団(21)、BBC交響楽団(23-26)
【録音】1953年1月(1-20)、1946年2月(21,22)、1949年1月(ライヴ)(23-26)
《CD 9》
1) ウォルトン:戴冠行進曲『宝玉と勺杖』
2) バックス:戴冠行進曲
エルガー:
3) 行進曲『威風堂々』第1番ニ長調Op.39 No.1
4) 帝国行進曲Op.32
5) 行進曲『威風堂々』第4番ト長調Op.39 No.4
プロコフィエフ:
6) ピーターと狼Op.67
7-10) 交響曲第1番ニ長調Op.25『古典』
【演奏】ラルフ・リチャードソン(ナレーション)(6)、ロンドン交響楽団
【録音】1953年4月(1,2)、3月(3-5)、1959年3月&4月(6)、3月(7-10)
《CD 10》
1-7) ホルスト:組曲『惑星』Op.32*
8-10) バレエ組曲『どこまでも馬鹿な男』(第1曲:導入部―地の精の踊り/第2曲:水の精の踊り/第3曲:火の精の踊り)
【演奏】BBC女声合唱団(7)、ロンドン交響楽団(1-7)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(8-10)
【録音】1954年5月(1-7)、1946年3月(8-10)
《CD 11》
1-3) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
4-6) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
【演奏】ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)、ロンドン交響楽団
【録音】1961年1月
《CD 12-13》
サリヴァン:喜歌劇『ロンドン塔の衛兵』
【演奏】アンソニー・ラッフェル(バス)、フィリップ・ポッター(テノール)、ドナルド・アダムス(バス)、デイヴィッド・パーマー(テノール)、ジョン・リード(バリトン)、トーマス・ローラー(バス・バリトン)、エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)、アン・フッド(ソプラノ)、ジリアン・ナイト(コントラルト)、マーガレット・イールズ(ソプラノ)、ドイリー・カート・オペラ・カンパニー、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1964年4月
《CD 14》&《CD 15》
1-7) サリヴァン:喜歌劇『王女イダ』
【演奏】ケネス・サンドフォード(バリトン)、フィリップ・ポッター(テノール)、デイヴィッド・パーマー(テノール)、ジェフリー・スキッチ(バリトン)、ジョン・リード(バリトン)、ドナルド・アダムス(バス)、アンソニー・ラッフェル(バス)、ジョージ・クック(バス)、エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)、クリスティン・パーマー(コントラルト)、アン・フッド(ソプラノ)、ヴァレリー・マスターソン(ソプラノ)、ドイリー・カート・オペラ・カンパニー、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1965年5月
《CD 15》
サリヴァン:喜歌劇『軍艦ピナフォア』より
8) 序曲
9) We sail the ocean blue(第1幕)
喜歌劇『ペンザンスの海賊』第1幕より
10) Hold,Monsters!
11) I am the very model of a modern Major-General
12) Three little maids from school are we(喜歌劇『ミカド』第1幕より)
13) With cat-like tread(喜歌劇『ペンザンスの海賊』第2幕より)
喜歌劇『ミカド』第2幕より
14) On a tree by a river a little Tom Tit
15) The Flowers that bloom in the Spring,tra la
喜歌劇『ピナフォア』第1幕より
16) My gallant crew-I am the captain of the Pinafore
17) Now give three cheers-I am the monarch of the sea
18) When I was a lad
喜歌劇『ミカド』より
19) A wand'ring minstrel I(第1幕)
20) A more humane Mikado never did in Japan exist(第2幕)
21) When the foeman bares his steel(喜歌劇『ペンザンスの海賊』第2幕より)
22) There grew a little flower(喜歌劇『ラディゴア』第2幕より)
23) Finale. For he's the captain of the Pinafore(喜歌劇『軍艦ピナフォア』第2幕より)
【演奏】ヴァレリー・マスターソン(ソプラノ)(10,12,15,21)、ジョン・リード(バリトン)(10,11,14,15,17,18,23)、アンソニー・ラッフェル(バス)(10,13)、ペギー・アン・ジョーンズ(メッゾ・ソプラノ)(12,15)、ポーリーン・ウェールズ(ソプラノ)(12,15,17,23)、フィリップ・ポッター(テノール)(15,19)、アラン・スタイラー(バリトン)(16,17,23)、ドナルド・アダムス(バス)(20-22)、アン・フッド(ソプラノ)(21)、クリスティン・パーマー(メッゾ・ソプラノ)(22,23)、ドイリー・カート・オペラ・カンパニー、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1965年12月
《CD 16》**
[オーケストラの楽器](マルコム・サージェントによる編曲、紹介、ピアノ伴奏)(抜粋)
1) 弦楽器―
ヴァイオリン(クライスラー:前奏曲とアレグロ/ドリーブ:バレエ『シルヴィア』よりピツィカート)
ヴィオラ(ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:羊飼いフェネルの踊り/モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364より第1楽章)
チェロ(エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85/サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33より第1楽章)
コントラバス(サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より「象」/ヴェルディ:歌劇『オテロ』第4幕)
2) 金管楽器―
ホルン(ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より「ジークフリートの角笛」/メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』Op.61より夜想曲
トランペット(クラーク:トランペット・ヴォランタリー/リムスキー=コルサコフ:組曲『金鶏』より「宮廷のドドン王」/ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』より「Ballerina's solo」)
トロンボーン(モーツァルト:『レクイエム』より「トゥーバ・ミルム」/グローフェ:トロンボーン協奏曲より「テーマと変奏」)
テューバ(ヴォーン・ウィリアムズ:テューバ協奏曲より第1楽章/ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲)
3) 木管楽器―
フルート(メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』序曲Op.21/フォーレ:パヴァーヌOp.50)
ピッコロ(ゴダール:3つの小品の組曲Op.116より第1楽章/ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲)
オーボエ(コレッリ:ソナタ ヘ長調Op.5 No.10よりガヴォット/チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』より「白鳥のテーマ」)
コーラングレ(ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲/ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より第3幕への前奏曲)
クラリネット(ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調Op.73より第1・3楽章)
バス・クラリネット(ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』第1幕より「ブリュンヒルデの動機」)
Eフラット・クラリネット(R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28)
ファゴット(ウェーバー:ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75より第1楽章)
コントラファゴット(ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25より第4変奏)
4) 打楽器―
ティンパニ(ブリテン:青少年のための管弦楽入門Op.34より変奏M/エルガー:エニグマ変奏曲Op.36より第7変奏/ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10より第4楽章)
スネアドラム、ベースドラム、シンバルス(演奏&ドラムスティックでの演奏)
トライアングル、タンバリン、カスタネット、テンプルブロック、ウッドブロック、むち、トムトム、ゴング、チューブラーベル、グロッケンシュピール(ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「徒弟たちの踊り」
ヴィブラフォン、シロフォン(ロッシーニ:風変わりな店)
チェレスタ(チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』より「金平糖の精の踊り」)
ハープ(ドゥシェク:ソナタ ハ短調Op.2よりロンド/ラヴェル:序奏とアレグロ)
【演奏】マックス・サルピーター(ヴァイオリン)、フレデリック・リドル(ヴィオラ)、ダグラス・キャメロン(チェロ)、スチュアート・ナッセン(コントラバス)、ダグラス・ムーア(ホルン)、William Overton(トランペット)、Alfred Flaszynski(トロンボーン)、Hector Walker(テューバ)、ダグラス・ウィテカー(フルート)、Arthur R. King(ピッコロ)、ジャネット・クラックストン(オーボエ)、Horace Green(コーラングレ)、ジャック・ブライマー(クラリネット)、Gwydion Brooke(ファゴット)、Alfred G. Butler(コントラファゴット)、Eric Pritchard(ティンパニ)、ギルバート・ウェブスター(打楽器)、アーサー・サンドフォード(チェレスタ)、オシアン・エリス(ハープ)
【録音】1959年4月&12月
*DECCA初CD化
**初CD化
【演奏】
マルコム・サージェント(指揮)
【録音場所】ロンドン
MONO[CD 1-8,CD 9(1-5),CD 10],STEREO[CD 9(6-10),CD 11-16]
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2025年05月29日 00:00